えー……。ありきたりパラレルギャグです。
脳みそのキャパ小さくてすんませ……!!
『仕事も自分も大事にしない奴は痛い目を見る』〜万事屋銀ちゃん編〜
皆様コンニチハ。
今は体も心も志村新八です。
『万事屋銀ちゃん』で働く善良少年です。
善良少年をやっているのに、
僕の体質のせいか、よく災難に巻き込まれます。
それはそれは清々しい程に。
しかし、今までの人生の中で今日が1番疲れました。
もう無色になりたいと本気で思いました、えぇ。
その出来事を聞いて下さい。
もう本当僕の悩みを聞いて下さい。
お願いしますよ、誰でもいいからマジで。
あぁ、僕が平穏無事な生活を夢見てはいけないのでしょうか。
「ちょっと銀さん!」
「何だねー新八君」
いつもの様にソファで転がってジャンプを読む銀さん。
そんな彼に僕は持っていたはたきを差し向けた。
「そんなトコでゴロゴロしてるなら掃除して下さいよ!」
そう言って、今度は彼の机にはたきを向ける。
彼の机は今、荒れ果てたジャングルの様な感じを醸し出している。
要するに、超絶汚い。
「んー」
ちらりとジャングルを見、生返事をしながら結局ジャンプへと視線を戻す彼。
「そのうちやるってー」
「アンタのそのうちは一生来ない気がします」
ふと後ろから、どこかのオッサンを思わせるような深いため息が聞こえた。
振り返ると、反対側のソファでダルそうに転がる神楽ちゃんがいた。
「銀ちゃあん、退屈アルよ〜」
暇よー暇よー!とウダウダする神楽ちゃんに、僕は掃除の手伝いを催促してみた。
しかし、このこがすんなり僕の言う事を聞いてくれる筈がなかった。
「もういいですよ!」
真面目に掃除しようと頑張ってた僕がバカみたいだ!
そう呟いてはたきを投げ捨てた僕は、やっぱり2人と同じ様にソファへ身を投げた。
しばらく沈黙が流れる。
その間聞こえたのは、時計の音と、ジャンプがめくれる音。
「ホンット暇ですね……」
そう僕が言うのと同じぐらいに、
銀さんが読み終えたジャンプを机に投げた。
「は〜ぁ、暇だ」
「なら働いて下さいよぉ、銀さぁん」
お給料〜と小さく呟くと、彼はまぁアレですよ、と数回頷いて続けた。
「俺も本当は働きたいんだよ?新八君。ただ仕事がないだけで」
「じゃあ仕事見つけて来てくださいよー」
「バッカお前、暇な時間を過ごす事が僕達の仕事でもあるんだ!」
「意味が解りません。てゆーか何キャラ?」
はーと大きくため息をつく。
連鎖反応で神楽ちゃんもため息をつく。
「「「暇だー」」」
3人が同時にそう発したその時、外で一筋の光が走った。
瞬間、その光は僕達を包み込んで―――
続く!